リサイタル再延期のご報告2022年4月17日 (日)へ

新型コロナがここまで長引くと、世界中でどのくらいの方が思っていたでしょうか。
次の春には、安心して過ごせる日常が戻ってくると信じていました。
ところが、再度の緊急事態宣言。
この一年で多くのことが変わりました。
今まで、細かな違いに気づいていても、それを踏まえてお互いを思い合い、
日々顔を合わせ、言葉を交わし、穏やかに関係を保っていた人びと。
それが、感染対策に消耗するうち、
考え方や価値観の違いが許せなくなっていってしまったような気もします。

コロナが沈静化し、日常が戻ったとき、同じように接することができるでしょうか、、
グローバル化の名のもとに、世界は本当につながったでしょうか。
単に行き来することが容易になっただけではないでしょうか。
コロナの脅威は平等ですが、2年目に入り国ごとの対応は大きく異なってきている。
この考え方の差については、国同士がわかり合えることはないような気がしています。

そう、人びとも、国と同じです。
マスクをしていない人。マスクから鼻が出ている人。すれ違う時に咳をする人。
みな悪気はなかったとしても、受け手の状態によっては脅威を感じてしまう。
コロナは、じわじわと人の心まで蝕み始めているような気がします。

3月13日のリサイタルを開催するかどうか、とても悩みました。
感染対策をしっかりして、コンサートみんなやってるよ!と言われることも多く
何もやめることはない。と言ってくださる方もいます。
しかし、ずっと応援してくれている大切なお客様はご高齢の方が多く、
私の両親にも持病があり、もしも道中で感染したら、と思うと、
今の状況下でお声かけすることはできませんでした。
安心して、穏やかな気持ちで、何の不安もなくゆったりと聴いていただける事が
一番だと考えています。
皆さんのおかげでここまで歌って来られたから。
2年という長い空白の時間を、しっかり自分に刻み込もうと思っています。

年賀状で「音楽は不要不急ではない」と、心強い言葉をいただきました、
気持ちをしっかり持って、今度こそ笑顔でお会いできるよう願をかけ、
2022年4月17日(日曜日)に、コンサートを延期させていただこうと思います。

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