パトリツィアの思い出

パトリツィアの思い出

tokyoroppongi

前回の続きです。)
5月の末に、夫のマルコと旅行で来日したパトリツィアは、
私のちょうど10年先輩で、ミラノ市内の小学校の先生です。

夫妻は、日本を大のお気に入りにしてくれましたし、
カレーやとんかつやうどんや、日本のものを喜んで食べてくれました。
でもそれ以上に、人として大切なことをたくさん気づかせてくれました。
そんなパトリツィアの人となりについて紹介したくて、筆を執っています。

精力的に動いた夫妻にとっての日本最終日は、
京都からの長旅にもかかわらず、東京駅から皇居東御苑へ直行。
苑内の池の内外に咲く花々や、常設展にいたく感動したパトリツィア、
記念にパンフレットがほしいとのことで、
奥まったところにひっそりと建っている休憩室に入りました。

ほどなく、見つかった英語版パンフレットを2部差し出すと、
彼女は「1部で結構」と、もう1部を固辞しました。

私達の家族旅行では、取りあえず人数分もらって、
後で捨てるようなことをしがちではないでしょうか。
万事がその調子になりがちではないでしょうか。

その様子を見ていた日本人の入園者の2人連れの女性も、
懐からパンフレットを出し
「私達も1部ですよ」
と、パトリツィアの振る舞いに応えてくださいました。
彼女に日本を紹介することで、逆に私自身が大切なことに気づいたのでした。

パトリツィアについての素晴らしいエピソード、
機会があれば、追ってご紹介していきたいと思います。

イタリアからのお客様(2016/6/10)

投稿日: 2016年6月25日takuyatsuchida