月別: 2018年12月

「木の葉が風に舞うように」

 

全身を楽器として、ベストな音を出すためには、無駄な力が抜けた状態を作ることが大切です。
そのとき意識するのは、天から一本の糸で吊られていて、他には何の力も入っていない。
そんなイメージです。
実は先日、銀杏並木の中で起きたある出来事から、とても大きな示唆を得ました。
犬と散歩していると、目の前で一枚の銀杏の葉が宙に浮いていました。
心底驚いたのですが、よく見ると、頭上の電線から延びた糸が、銀色に光っていたのです。
銀杏の葉は、風に揺られながら、ゆっくりと下降していきました。
ミノムシが、銀杏をミノの一部にしたのでしょうか。
真相はわかりませんが、葉の動きは、私に大切なことを思い出させてくれました。
どこから風が吹いても逆らわず、天からの一条の糸に吊られて、目的地をめざす。
私が心がけている演奏を形にしたのが、目の前の銀杏の葉だったのです。
12月16日のクリスマスコンサートでは、力を抜いて楽譜に忠実に、私にできるベストな演奏を皆様にお届けするつもりです。
ぜひ、足をお運びください(^^)