月別: 2017年5月

のらくろの娘~子猫救出作戦~

今後の出演予定を掲載しました。よろしければ、こちらからご確認ください。


のらくろの娘~子猫救出作戦~

2日ほど、子猫の鳴き声が止みませんでした。
気になって耳をすませてみると、声は隣家の床下から聞こえていました。
猫を飼うはおろか触ったことすらない私でしたが、放っておけなくなり、同じく放っておけなくなった近所の犬好きなAさんと共に、隣家の戸を叩きました。
そして、床に通じる点検口を発見。
光に寄ってくるのでは、というAさんの閃き通り、鳴き声は点検口へ近づいてきました。
その場の発案で投入された、お湯に溶いたク◯ープの匂いが決め手になり、Aさんが無事に確保した子猫。
黒い体の胸と手先に白が混じり、ラベンダー色の瞳をした、片手にすっぽり収まる、本当に小さな命。
彼女が、軒先や車の下にいるのらくろ(猫です)の娘であることは明らかでした。
何とかミルクを飲んでくれ、駆け込んだ獣医さんの所見は「異常なし」。
3時間おきのミルクと排泄が必要な彼女を、Aさんが引き受けてくださることに。
Aさんはできれば引き取りたいとのお考えで、ほどなくご家族や犬達とのお試し同居期間に入りました。

ちなみに、親に捨てられたりはぐれたりした子猫について、獣医さんを介し、里親を見つけるNPOに託す選択肢もあります。
慎重な審査とトライアル期間を経ない限り、里親にはなれないのですが、その理由を聞いて、背筋が凍りました。
「虐待目的で子猫を引き取るケースが後を絶たない」そうです。
子猫の命をもてあそぶゆがんだ嗜好が存在することに、憤りを禁じ得ませんでした。

人の手に救われたのらくろの娘が、もう親元には戻れないとすれば、せめて生まれた場所で育つことができるよう、お手伝いしていければと思います。
そして、生後2週間に満たないと見立てられた小さな命は、ご近所の距離を近づける鎹(かすがい)になりました。
わずかな可能性を信じることが、人を信じることにもつながっていく。
そう思いました。

ヴェルディ

6月15日の「ヴェルディスペシャルコンサート」まで1ヶ月となりました。
オペラ・ガラコンサートのための準備を着々と進めています。
→こんな感じ♪( ´θ`)ノ
なので、私めの出番についてすこしお話を。
別添のチラシ通り、ヴェルディのコンサートです。
ヴェルディのオペラでコロラトゥーラソプラノと言えば「リゴレット」の「ジルダ」と「椿姫」のヴィオレッタ。
そのうち「ジルダ」を歌うことになります。
お馴染みのアリア「Caro nome」
そして、テノールとの有名な二重唱「Addio speranza d’anima」
そして、最後の四重唱。
実はこの他に「ナブッコ」の二重唱に挑戦します。
そのあと、合唱による「金の翼に乗って」に続きます。お楽しみに(^^)
「ナブッコ」は音域こそコロラトゥーラではありませんが、家族を失った失意のヴェルディが、周囲に支えられながら書き上げた名作で、音楽の申し子・ヴェルディの起死回生の力強さに溢れています。
ミラノで仕事をしていた者として、この曲を歌わせていただけることは、歌手冥利に尽きます。
「ヴェルディとミラノ」については、稿を改めてご紹介したいと思います。