月別: 2016年7月

ズッキーニの思い出

c8d0f9e575e9d7f6200c86800a55968d_m
初めてズッキーニを見たのは、ミラノのスーパーでした。
きゅうりみたいなのに、上にカッパみたいな星型がついて、ヘチマみたいでもある。
どうやって食べるのかな?と思っていたら、行きつけのバールでディーナさんが作る大好きなパニーノの中に、いつも入っているものだとわかりました!
パニーニの中のズッキーニは、歯ごたえがあってクセのない緑のローストでした。
今は日本でも手軽に入手できます。
安いものを見つけられれば、1本100円程度。
でも、イタリアでは10本で100円程度なんですよ。
イタリアの食を支える素敵な緑のヒトのことを書いているうちに、
ズッキーニの花にチーズなどをはさんで揚げたフリットが食べたくなりました。

satokinaズッキーニ
↑ ズッキーニのパスタです
三種のきのこと共にひき肉と塩仕立てです。

 

 

Proscutto e Melone

satokinaProscutto e Melone

日本で生ハムメロンというと、贅沢極まるみたいな印象があるのかもしれませんが(笑)、
イタリアの生ハムメロン=Proscutto e Meloneは、本家本元の生ハム=プロシュート・クルードが乗っています。
正直なところ、私は甘いものと塩辛いものを一緒に食べるのが苦手でした。
スイカに塩をかける両親を「一体何をやっているんだ…」と奇異の目で見ていました。
でも、夏バテでヘロヘロなある日、友人がお昼に連れて行ってくれた先で出てきたのが、このProscutto e Melone。
「なぜメロンの上にわざわざ塩辛い生ハムを乗っけるのですか!」
と思いましたが、
「夏バテにはこれが一番なんだよ」
日本の小娘がプロシュートの使い方でローマ帝国に物申せるはずもなく、恐る恐る口にしたところ、奇跡が。
甘味と塩味の素晴らしいバランスや、プロシュートの旨み、そしてメロンの喉ごし。
夏バテがスーッと解消する思いでした。
もともと先入観とは無縁ですが、なおのこと先入観は人生をつまらなくする、と思いました。
そんな今夏、初のメロンに生ハムを乗せました。
パルマのプロシュートには到底手が出ませんが、心はイタリアを駆け抜けました(≧∇≦)

イタリアを東京で

image2 (7)

画像は「ニョッキアッラクレーマディピスターキオ」。
イタリア語の発音に近づけるとこうなるのですが「ピスターキオクリームのニョッキ」です。
塩分がほとんどなく、お菓子にも使えそうなピスターキオのペーストを使ったクリームを、キノコとニョッキに絡めたもの。
この小粋なペーストは、再開発で一変したミラノのガリバルディ広場にある「イータリー」に売っていました。
そんなの三越にあるじゃん?とお気づきの貴兄。
その通りではあるのですが、三越のイータリーに置かれているアイテムはほんの一部。
バックナンバーでご紹介した、日本ではほぼ手に入らない「ニョッケッティサルディ」も、ここにはあるのです(≧∇≦)
イータリーそのものは英国資本では?とお気づきの貴兄。
私は思うのです。
美味しいものは、お金の出し手や制度、まして政情と無縁でなければならない。
言い方が強いならば、できれば無縁であったほうが良いと。
なぜなら、日本でいただいたこのニョッキ、すごく美味しかったのです(≧∇≦)

こどものためのコンサート

こどものためのコンサート
image2 (5)

恩人が創立され、会長をされている幼保園のグループは、英語教育と音楽に注力しています。
7月16日は、その合同発表会でした。
精鋭のミニオーケストラをバックに、会長自らの編曲・指揮で、たくさんの子供達が年齢別や園別のチームで歌を披露しました。
私もゲストの一人として、ソロとデュエット、そして園児達とのセッションで歌わせていただきましたが、たくさんの感動の中から、2つだけ書きたいと思います。

ひとつめ、
リハーサルまではテンションが上がらなかったり、気もそぞろだったり、躊躇があったりした子供達ですが、本番では素晴らしいパフォーマンスで、共演のプロを食ってしまう場面もありました(笑)。
役者でもあるナレーターさんの言葉を借りれば「僕らは予定調和を基本とするよね。だが子供達は違う。本能で舞台の大切さを嗅ぎ取るんだな」
そんな子供達の視線の先には、ご両親やおじいちゃんおばあちゃん。
お客様に最高のパフォーマンスを、という目標に向けて頑張る姿勢は、私たちも同じだと気づきました。

もうひとつ。
この舞台を実行したのは、イベントのプロではなく、各幼保園の先生の方々です。
園長先生や会長の思いが伝わっているからこそ先生達はこうして一つになれるんだ、と感動するとともに、人の和の大切さを改めて感じた一日でした。
打ち上げの席では、その機動力で私達をびっくりさせたステージマネージャーの先生ともじっくりお話でき、素晴らしい一日を笑いと感謝でしめくくりました。

image1 (10)
ステージで、園児のみなさんと。

image1 (8)
幼保園の英語のティーチャーと。
私がゼンマイ仕掛けの人形に扮して歌う「オリンピアのアリア」は、停止状態でスタートするため、2人にステージまで担いでもらいました。
重かったでしょう。ゴメンね。
image1 (9)
朗読劇や園児達との共演で大活躍だったテノールの大沢さんと。
大沢さんが大きいのか、私が小さいのか。両方です(笑)

 

天賦のベルカント

15日は、明16日が本番の「子供のためのコンサート」のリハーサルでした。
三部構成の第一部は、子供たちによる歌と踊り、そして簡単な手話。
伸び伸びと演奏しているだけではなく、びっくりしたのはその発声。
子供たちの声はどんなに頑張って歌っても枯れず、良く響く。
ん?しかも、揃っている。
成長過程で、ストレスと緊張で開かなくなってしまうオトナの上顎。
それがみんな同じ形で綺麗に開き、そして鼻腔を通って頭にしっかりと声が響いています。
私たち声楽家の目指すベルカントの理想形に、そこで出会いました。

こどものためのコンサート

 

1/22のリサイタルに向けたトレーニング

今回のリサイタルに向けて、声の技術の向上を目指そうと思い立ちました。
4月のイタリア滞在中、ゆっくり考えて初心に帰るのに充分な時間があったことで、気持ちを固めました。
リリアーナ先生亡き後、色々なジャンルの歌に挑戦しましたが、本来のベルカントの発声の基礎をもう一度見つめ直したいと思いました。
(自称)声職人としては、集中して勉強し直す時期なのかも知れない、と思ったのです。
このタイミングで何と幸運なことか、初めて歌を習い、日本ではこの先生しかいない!という恩師が、徒歩圏内に住んでおられる。
今まで先生もお忙しくて、なかなか弟子をとれなかったのに、やっと時間に余裕が出来た。
何という幸運!!
これは扉を叩くしかない。
ということで、レッスンに通い始めたのです。

次回はそのレッスンについて書いていきたいと思います。

ツチダサトコ0714